2024年4月21日(月)NHK総合 再放送「小さな旅」
「ことしも梅の花が咲き ~東京 高尾梅郷~」で
梅干し作りに勤しむ峰尾さんが紹介されました。
新宿から電車で1時間、八王子市気軽に登山が楽しめる
高尾山のお膝元。2月下旬高尾山には春の彩りが。
高尾は知る人ぞ知る梅の名所。
春には1万本以上が花を咲かせ「高尾梅郷」と呼ばれています。
その始まりは昭和37年。耕し手のいなくなった畑を梅林に。
子供の入学、家の建て替えなどの節目には家の庭にも。
町の人が1本1本増やしてきました。
峰尾幸代さん(70歳)、この家で生まれ、梅と暮らしてきました。
幸代さんの家は代々農業を営んできました。
母屋が建てられたのは250年以上前です。
柱や床、格子の隙間まで拭き掃除をするところがいっぱい。
親戚や知り合いが訪ねてくることも多く手が抜けません。
一息つくときは梅を眺めなからです。
「小さい頃から、庭先の梅があるので、早く咲かないかなって
いうのが一番始めにあるかな。ふっと思ったときに、
あぁ、やっぱり楽しんでいるかなっていうのは思います」と
話していました。
でも旧家の暮らしを息苦しく感じたこともありました。
幸代さんは三姉妹の長女。両親や親戚から家と畑を継ぐよう
強く言われて育ちました。
大学卒業後、役場で働き33歳で結婚した幸代さん。
自分で決めた人生を歩んできました。
ただ、夫には高尾の家で一緒に暮らすことを聞き入れてもらいました。
折り合いを付けてきた暮らしの中で、幸代さんがずっと続けてきた
ことがあります。祖母、そして母から受け継いだ梅干し作り。
花を見に来る人に味わってもらうのです。
週末にはお孫さんも手伝ってくれます。
家族を繋ぐふるさとの梅です。
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