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🐰 てくてく散歩「ノウサギ ~東京・八王子~」

執筆者の写真: ジョウコクちゃんジョウコクちゃん

2024年11月6日(水)NHK放送「てくてく散歩」プロ・ナチュラリスト

佐々木洋さんが案内する自然観察散歩で、東京都八王子市の南部にある

「七国尾根緑地(ななくにおねりょくち)」を訪ねました。


住宅街のすぐ近くに自然豊かな緑地が広がっていて、野生のウサギ

「ノウサギ」が見られるというのです。ノウサギを探して秋の

自然観察に出かけました。



まずは七国尾根緑地で自然観察! この辺りでは最大の「オオカマキリ」

これはメスで卵を持っています。1つの卵の塊から、200匹ぐらい

平均で出てくる。下の薄い羽が黒っぽいのが特徴です。


つづいては「ジョロウグモ」秋の代表的なクモ。小さいのがオスで、

大きいのがメス。特にメスの大きなものを見られるのが秋。

縦の糸はその上を歩くために粘らない。横の糸は獲物を引っ掛ける

ために粘っているんだそうです。


つづいては「森の足長おじさん」とも言われているザトウムシの仲間。

クモでもなく、昆虫でもなくて、独自のポジション。肉食で他の昆虫を

食べるため、その存在が自然が豊かな場所のシンボルです。

千と千尋の神隠しの釜爺(かまじい)のモデルとも言われています。

尾が長く見えるからオナガグモといいますが、実際は、尾っぽではなく

腹部が長い。1本しか糸を張らない。どのように獲物をとるかというと、

最新の学説では、数本の粘らない糸を張り、そこを歩いた別のクモに

粘る糸を投げつけて動きを封じてから食べるということがわかりました。


さらに面白い物を発見!

尾が長く見えるからオナガグモというが、実際は、尾っぽではなく

腹部が長い。1本しか糸を張らない。どのように獲物をとるかというと、

最新の学説では、数本の粘らない糸を張り、そこを歩いた別のクモに

粘る糸を投げつけて動きを封じてから食べるということがわかりました。


そして、ノウサギを求め、けもの道を発見。ここだけ草が生えておらず

削れています。定期的に動物が通っている証拠。フェンスの下がかなり

削れていて、道になっています。この中に入っていっているますが、

ここは幼稚園で、ノウサギが園庭に毎晩のように来ているらしい。


迎えてくださったのは東京ゆりかご幼稚園 教諭の菊池隆大

(きくち・りゅうだい)さんです。


園庭の芝生の上に、ノウサギのフンが!何か所もしかも頻繁に

落ちているというのです。

ノウサギは開けた場所が好き。森の中は隠れ場所で、えさ場は

こういう開けたところ。だから、両方ないといけない。

ノウサギにとってみて、ここはもう最高の物件。

ベストポジションなんだそう。


午後2時から3時の間に1回だけサッカークラブをしている時に、

森の方から“ピョンピョンピョンピョンタタタタ”とノウサギが

やってきて、園内の棚田を駆けていった。ものすごいスピードで

時速50キロから60キロぐらい。子どもたちはサッカーしていたが、

ノウサギを追いかけていった。追いかけていったら、ノウサギは

森の中にもう消えていたそうです。


そして、この森にムササビがいることがわかって、巣箱を園庭に

置いて準備をしてみたら、ムササビさんが来てくれました。

その中の映像をいつもライブカメラで映していて、きょうは

いるみたいです。


ムササビは、リスの仲間で、夜行性。だから昼間は隠れています。

これと同じムササビは全世界で日本にしかいない日本固有種。

きょう探しているノウサギも日本固有種です。

ムササビがいたり、ノウサギがいたりするのは、この幼稚園の

園庭が周りの森とつながっているから。ある意味、一体化していて、

幼稚園の園庭を含めた自然環境を野生動物が使っています。

 
 

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