先日の朝日新聞でこんな記事を目にしました。
ライオンは繁殖が容易で、一度に3頭前後を産むそうで赤ちゃんのうちは
人気があるから増やす動物園は多いが、成長すると近親交配や闘争の
リスクが出てくる。群れで飼うには広いスペースが必要で、エサはたくさん
食べる。受け入れ先が見つかれば、無償でもいいから出したいのだそう。
ライオンは余っている。ほしいと言ったらタダでくれるところはいくらでも
あり、買うとしても20万円程度で猫より安いらしい。
動物園で生まれ、祝福されるのもつかの間、成長するにつれて飼えなくなり、
受け入れ先を探さなければいけなくなる動物たち。こうした存在を、
動物園業界では「余剰動物」と呼ぶらしいですが、なんとも切ない現実です。
2020年9月20日 朝日新聞朝刊より
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