東京都八王子市が市民を対象に実施した世論調査で、「市に住み続けたい」と
回答した人が約9割に上り、市民の間で定住志向が強いことがわかった。
市は昨年8~9月、無作為で選んだ市内在住の18歳以上の5000人を対象に
アンケートを実施した。2715人(54.3%)から回答が寄せられた。
このうち、定住についての質問に関し、「住み続けたい」と答えた人が89.9%と、
「市外へ移りたい」の8.2%を大きく上回った。住み続けたい理由は
「緑が多く自然に恵まれている」(66.0%)、「交通の便が良い」(37.0%)、
「買い物に便利」(31.2%)が上位を占めた。
逆に、市外に移りたい理由については「交通の便が悪い」(43.5%)、
「買い物に不便」(34.1%)、「市外に住みたいまちがある」(32.7%)が
挙げられた。
こうした結果について、市の担当者は「定住志向が強いが、市が広大なことから
交通の便、買い物の利便性に格差感があることがわかる」と分析している。
2021/02/02 17:21 読賣新聞オンラインより
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