8月17日(水)TBSテレビ『ひるおび!』で、
『チーム八王子の闘い・波を乗り切る独自対策』が取り上げられました。
実績のひとつとして、第5波、第6波で自宅療養死亡者0(ゼロ)。
さらに、市内の診療所・クリニックの8割、145か所/約170か所が
発熱外来を開設しています。
きっかけは第5波でした。八王子医師会 鳥羽正浩氏によると、
感染者、自宅療養者が増えていく中で重症患者と病院の機能を
守らなければいならないと感じたということです。
八王子市は東京都の市区町村面積で2番目に大きい自治体です。
そして人口は56万人。山間部、繁華街、住宅街に分かれていて
地域差がある中でも平等に医療を提供しなければならないという特徴があります。
八王子の病床数の状況。重病者にも対応した病床が8床。
市内に1つの病院しかありません。
そして中等症以下の病床がおよそ230床ということで
市内に6つの病院、人口に対して必ずしも多いという数字ではないが
実績があるということで独自の取り組みを行っています。
『情報収集』を徹底。地域医療体制、支援拠点設置していて
ここに全ての感染者の情報をまとめています。
そして『情報共有』、役所・保健所・医師会・病院ほぼ毎日
オンライン会議を実施。これにより、入院すべき人を迅速に
入院させる体制が整っていて自宅療養死亡者0(ゼロ)という実績を出しています。
さらに、八王子は『10daysルール』があります。
重傷者の病床であったり、中等症以下の病床を常に空けておくために
発症から10日かつ治療が終了している人に関しては
アフターコロナ病床に転院させます。これはコロナ対応が出来ない病院が
病床のみを提供するというものでこの病床を使うということで
手厚い治療が必要な病床を空けておくという八王子ならではの取り組みを行っています。
そして、八王子が第7波で今月9日から新たに始めた取り組みは、
『八王子市コロナ登録センター』を設置。
自主検査、抗原検査など自宅でした場合にそこで陽性が判明した人に
オンラインで報告・診断が出来るもの。
東京都は今月3日に開設したが、対象が比較的落ち着いている20~30代の
若者を中心に対象としているが八王子市では都と市の併用で
20代~64歳まで対応することとしました。
「ただこういった対策を講じても第7波は厳しい状況、5類相当への引き下げを
検討してほしい」と鳥羽正浩氏は話しています。
加藤厚生労働大臣は全国知事会とのオンライン意見交換会で
「全数把握について大幅な見直しを検討する」と伝えました。
現在は2類相当だが、全数把握するためのデータ入力がとにかく大変で
医療現場の負担が増えているということで、8月下旬にも
具体案固める方針だということです。
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