8月8日(月)TBSニュースで
『東京・八王子 浅川地下壕を3D映像で再現する学生たち』が紹介されました。
ここは八王子市初沢・浅川地下壕と呼ばれ、先の大戦中、
戦闘機のエンジンを作る地下工場で、住民の防空壕でもありました。
全長はおよそ10キロ。土砂が流れ込むなどして、
今は、およそ1キロしか立ち入ることができません。
東京高専の学生たちは、地下壕を3D映像で保存しようというのです。
撮影は特殊な機材を使い、これまで7回にわたって行ってきました。
専用のソフトで3D映像に仕上げていきます。
先月24日、完成した3D映像を披露することになりました。
夏休みの子どもたちが、ゲームのコントローラーで操作します。
映像には足音もつけ、壁や地面に色が付き、
質感が細くわかるようになっています。
体験した子どもたちは…
「すごいリアルだったので、わかりやすいなと思いました」
「教科書は文字とかで見ていて、実感したということはないですけど、
3Dでやることで実感がわくのでいいかなと」
制作した学生たちは…
「実際に7回ほど地下壕に潜り込んだんですけど、こちらを
見せられるまでに完成できたっていうのが、まず一番うれしかったです」
「現状、自分たちがいないと誰も触れられないような状態になってしまっているので、
ウェブ上で公開したりして、誰でも、しかも浅川地下壕について興味を持って、
知っていただけるような状態にしていけたらなと思っています」
いずれ、この3D映像が歴史の教科書のような役割を果たしてほしい。
彼らはそう話しました。
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