2024年9月10日(火)TOKYO MXテレビ「至高のひととき~多摩・
立川オトナ時間~」で『東京八王子蒸溜所』が紹介されました。
マティーニやジントニックといったカクテルのベースとして使われる
お酒 ジン。香り豊かで爽やかな味わいから世界各国で愛されています。
そんなジンの虜になり多摩地初の蒸溜所を八王子にオープンしたのが
中澤眞太郎さん。
きっかけは出張先のバーで飲んだ1杯のクラフトジンでした。
「とにかく呆気にとられたって感じですかね。こんな世界があるのかと。
初めて聞いた音楽に感動した みたいな感覚に近かったですね。」
祖父が創業した樹脂製品工場の3代目でもある中澤さん。
業界の縮を危惧し、新な事業を模索中だった中澤さんはジンの世界に
魅せられ蒸溜所を始めることを決意。人員や設備など物作りのノウハウを
生かし、わずか2年でクラフトジン作りをスタートしました。
薬酒をルーツとするジンの製法は至ってシンプル。
食物由来のアルコールですね。純度の高いアルコールに対して
ジュニパーベーリーをはじめとするハーブ、スパイスを香り付け
漬け込んで、それを再蒸溜することによってクリアな香りと味わいが
アルコールの中に閉じ込められます。
ジンの定義は農作物由来の蒸留酒とジュニパーベーリーを使うこと。
ほかのアルコールに比べ自由な発想でレシピを作れるのもクラフトジンの
面白さ。「作り方がとても多いので、作り手さんによって全然違う
味わいになります。それぞれどんな人が作ってるんだろうとか、
どんな場所でできてるんだろうとか、どんな素材が使われてるんだろうとかを
知って感じて楽しむっていうのが魅力です。」
無数の選択肢から生まれた中澤さんのクラフトジン。世界的にも有名な
イギリスのスタンダードスタイル ロンドンドライジンをベースに出来たのが
トーキョーハチオジジンです。
「日本食を食べて日本で育ってきたからこその味覚と嗅覚の感性があるので
それが詰まってるっていうのが特徴ですね」
こちらは東京スタンダードを目指した「クラシック」それをベースにより
清涼感のある華やかな香りが特徴の ELDER FLOWER(エルダーフラワー)。
そして東京の夜の街をイメージし スパイスの風味を効かせた、
TOKYO SPICE GIN(東京スパイスジン)どれも中澤さんの自信作です。
「目指す未来はというか夢は、ふらっと海外にヨーロッパに遊びに行って
ふっと知らないバーに入って自分のジンが置いてあるっていうのが夢ですね
『あそこあるでしょう? あれ作ってるのを俺だよ』みたいなことを
言えたらなって思ってます」と語りました。
閉じ込められた香りを頼りに作り手に思いをはせる。それはクラフトマンとの
静かな対話。
施設名:東京八王子蒸留所
住所:東京都八王子市椚田町1213-5
Webサイト: https://hachioji-distillery.jp












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