山梨県大月市猿橋町の桂川にかかる「猿橋」(さるはし)をご紹介します。
山口県の錦帯橋(きんたいきょう)、徳島県のかずら橋と並ぶ、
日本三大奇橋の一つであり、昭和7年に名勝指定を受けています。
長さ31m、幅3.3mのさして大きくない木橋ですが谷が31mと深く、
橋脚がたてられないため、橋脚を使わずに両岸から張り出した
四層のはね木によって橋を支えています。
猿橋の歴史は古く、初期の建築年代は600年頃百済の国の志羅呼(しらこ)が、
猿がつながって対岸に渡る姿を見て、これを造ったという伝説がありますが、
詳細は不明です。
現在の橋は、昭和59年に総工費3億8千万円をかけ完成したもので、
将来にわたるメンテナンスのことから、H鋼を木材で囲った桔木が用いられています。
住所:山梨県大月市猿橋町猿橋
交通:JR中央本線 猿橋駅 徒歩約15分
ハイウェイバス(新宿発)「中央道 猿橋」下車 徒歩約5分
車 :中央高速 大月ICから、R20号線を東京方面へ約5km。新猿橋西交差点。
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