日本遺産の構成文化財の一つ「多摩織」に焦点を当てた新拠点
「多摩織工芸館」が6月5日、八王子市八幡町に開館しました。
八王子織物工業組合が管理する八王子繊維貿易館3階で、
市ゆかりの芸術家らによる構成文化財をテーマにした作品を展示します。
日本遺産の関連情報に触れられるほか、手織り機の体験講座が開催されます。
都内で唯一、日本遺産に認定された八王子市のストーリー
「霊気満山 高尾山~人々の祈りが紡ぐ桑都(そうと)物語」
多摩織を活用しようと、同組合と日本遺産「桑都物語」
推進協議会の連携により開館が実現しました。
「日本遺産 桑都・八王子展」と称した作品展では
市内在住や拠点のある芸術家11人が制作した絵画、彫刻、陶芸など
11作品を展示。開館日は基本毎月2日間で今月は5日と19日。
7月以降は第1土曜日と第3日曜日で、無料で入場できます。
同館では開館日に合わせて、多摩織伝統工芸士の指導のもと
手織りの体験講座を開講します。
予約制で1日2回、6人ずつを受け付けます。
例年はこの場所で年1回実施しており、初の通年開講となります。
各回1時間半ほどで、同組合の手織り機を使用し、できあがった織物は
後日もらうことができます。
伝統工芸士の一人、馬場照郎さんは
「昔からの織物の歴史がある八王子だが、
改めてこのような場所があることを知ってほしい。
体験は貴重な機会なので、楽しんでもらえたら」と呼びかけています。
開館日:6月5日(日)・19日(日) ※7月以降は第1土曜日・第3日曜日
所在地:八王子繊維貿易館(八王子市八幡町11-2)
お問合わせ先:042-624-8800(八王子織物工業組合)
※ タウンニュース 2022年6月9日号 No.284 より引用させて頂きました
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