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  • 執筆者の写真ジョウコクちゃん

八王子名物ラーメン100円復活常連の決意

2024年1月26日(金)NHKニュス おはよう日本(関東甲信越)で

『八王子名物ラーメン100円復活常連の決意』が特集されました。

八王子駅近くの商業施設 桑都テラスに去年11月に誕生し

話題となっているのは1杯100円(税込み)のラーメンです。

あっさりとした醬油味のスープにちぢれ麺。

チャーシューやメンマなど具もしっかり乗っています。

実はこちらのラーメン、長年八王子で愛されてきた店の名物を

再現したものなんです。


今のご時世で税込み100円。様々な工夫で原価を抑えています。

麺はコストを抑えた自家製。さらにスープの出汁は

調味料の組み合わせを工夫し適材を適量使うことで

コストを大幅にカットしました。

また、具のチャーシューも切り方を工夫して無駄をなくしています。


この100円ラーメンを復活させたのが地元出身の青木崇浩さん。

子どもの頃、以前あった100円ラーメンの店に通っていました。

「八王子で文化的に大切にできるような店を作る

"100円ラーメン復活"何とかできないか」と考えたそうです。

昔の店は様々な年代の人が集まる場所でした。

お小遣いを手にやってくる子どもや学生、

家族連れや仲間と訪れる会社員など

100円だから気軽に立ち寄れる交流と憩いの場所を

復活させたいと青木さんは考えたのです。


100円ラーメンを復活させた理由はそれだけではありません。

青木さんは障害がある人を雇用する就労支援事業を行っています。

4か所の事業所があり、食品製造を行っている事業所では

ラーメンの麺製造を始めました。

青木さんが障害者支援を始めたのは自らの経験からです。

20代の時大病がきっかけでうつ病を患いました。

その後就職しますが仕事に馴染めないことも。

社会人としての自信が持てなかったと言います。

「なかなか うまくいかなかったというのがトラウマになっていて

克服するカギは 成功体験 自分がやったことに(相手が)喜んでくれる

体験を積み重ねていく」


100円ラーメン店は障害のある2人のスタッフに

切り盛りを任せています。

目指したのは誰でも働きやすく楽しい職場です。

失敗せずに調理できるよう ちょうど一杯分がすくえるおたまを

用意するなど働きやすい工夫をしています。

調理を任されている、北野航輝さん。

事業所で就労支援を受けたあと接客業に初めて挑戦中です。

「最初は本当に緊張してガチガチだったが

徐々に流れというのも分かってきたりするのでお客さんに

提供して『美味しかった』と声をいただいて

すごく やりがいを感じています」と語ってくれました。


店の看板にある『縁』という文字。100円ラーメンを通して

障害者が地域社会と繋がり社会進出となる縁をここから

掴んで欲しいという青木さんの思いが込められています。

「店がしっかりはやっていくこと。地域の人たちがみんな喜んでくれること。

やがて地域から"このお店は大切"と思ってもらえること。

そんな店を作りたい」と青木さんは語ってくれました。


店舗名:100圓ラーメン

所在地東京都八王子市中町11−8 桑都テラス

定休日:月曜日(桑都テラスの営業に準ずる)

営業時間:11:00 - 19:00(平日100杯、休日200杯の売り切れ次第終了)














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